平成30年11月3日(土・祝)に、恒例の家族見学会を開催しました。
今回の見学会は、洛友会関西支部所属の40名の会員の皆様よりご参加のお申込をいただき、(株)日本旅行の手配により実施しました。
当日は会員ご同伴の親族の皆様も含め40組計59名の参加者の方々にJR新大阪駅の駅レンタカー前へ7時45分にご集合戴き、西日本ジェイアールバスサービス(株)のトイレ付バス(ハイデッカー車)2台に分乗して、新御堂筋・大阪中央環状線を経由し中国池田ICより中国自動車道で一路岡山県は津山市を目指しました。
バスの車中、1号車は大西支部長、2号車は仲野総務幹事からのご挨拶の後、バスガイドさんの軽妙な案内で車窓を楽しみながらの移動となりました。途中、加西SAで休憩した後、津山ICから因幡街道でJR津山駅前を経由して「津山まなびの鉄道館」に到着しました。
参加者の皆様に「案内パンフレット」・昔の駅の入場券(硬券の切符)を模したレトロな「普通入館券」と共に「特製クリアファイル」をお配りした後、「蒸気機関車C57形68号動輪」の前にて全員で記念写真を撮影しました。
「津山まなびの鉄道館」スタッフから、わが国に現存する扇形機関車庫の中で2番目の規模をほこり、2018年10月14日に「鉄道記念物」に指定されたばかりの「旧津山扇形機関車庫」(1936年建設)や「転車台」、そして“デゴイチ”こと「D51形蒸気機関車2号機」や、たった1両のみ製造された「DE50形ディーゼル機関車1号機」をはじめとする各展示車両の説明をお聞きした後、自由見学となりました。
参加者の皆様には、これら価値ある鉄道遺産のほか、「あゆみルーム」「しくみルーム」等の施設で、鉄道の成り立ち、社会や地域とともに発展してきたあゆみ、しくみの変遷についても楽しく学んでいただき、鉄道に対し一層理解を深めていただきました。
12時ちょうどに、かつて「D51形蒸気機関車755号機」(昭和45年廃車)に装備されていた「旅立ちの汽笛」の力強い吹鳴をお聴きいただき、最後に「まちなみルーム」にて津山のまちなみと因美線沿線の美しい景色を再現したジオラマにより、朝・昼・夜と徐々に変化するまちなみの一日の変化の様子をご覧いただいて見学を終了しました。
「津山まなびの鉄道館」見学後は再びバスに分乗し、車中で見学記念品として「特製ピンバッジ」(「D51形蒸気機関車2号機」・「DE50形ディーゼル機関車1号機」のいずれか)をお配りしながら、津山ICより再び中国自動車道を経由して美作ICから岡山県美作市湯郷へ向かいました。
岡山県のみならず中国地方を代表する三名湯として、湯原温泉・奥津温泉と共に「美作三湯」と称えられる「湯郷温泉」は、今から1,200年ほど前の平安時代に慈覚大円仁法師が白鷺に導かれ発見したと伝えられ、別名「鷺の湯」と呼ばれる全国に知られた名湯です。
昼食会場の「湯郷グランドホテル」に到着後、仲野総務幹事の司会で昼食会が始まりました。大西支部長よりご挨拶と三浦副支部長(次期支部長候補者)のご紹介、そして乾杯のご発声があり、郷土膳の昼食となりました。
昼食を終えられた方から順次自由行動となり、温泉に入浴される方、足湯を楽しまれる方、温泉街を散策される方、お土産を選ばれる方等々、思い思いの時間をお楽しみいただきました。
15時に「湯郷グランドホテル」を出発し、美作ICより中国自動車道で新大阪駅への帰途につきました。途中、赤松PAで休憩の際に中国自動車道の事故渋滞が判明、急遽神戸JCTより新名神高速道路を経由して箕面とどろみICから箕面有料道路(箕面グリーンロード)を抜けて新御堂筋へとルートを変更するハプニングがありましたが、ほぼ予定通り18時頃に新大阪駅に到着し解散となりました。
「平成」最後の「家族見学会」となりましたが、1957年(昭和32年)卒から2015年(平成27年)卒まで幅広い世代の会員とそのご親族の皆様にご参加戴き、多くの女性やお子様(3歳・9歳)の姿もあって、和やかな雰囲気の中で大きなトラブルもなく無事終了することができました。参加者の皆様のご協力のおかげでスムーズに進行することができ、お天気に恵まれたこともあって、大変充実した一日となりました。