中部支部「秋の例会」報告
洛友会会報 203号


中部支部「秋の例会」報告

 中部支部では毎年「家族同伴秋の例会」を開催しています。この例会は文化・研究施設の見学と秋を満喫する行楽を兼ねたもので、根強い人気がありましたが、最近では参加者が限られ、人数も十数人となり開催の限界に近づいていました。ところが今年は増田新支部長の発案で総会に引き続き「秋の例会」の参加者を幅広く募ったところ多くの初参加者があり、同伴者10名を含み総勢29名となりました。
 例会当日の11月8日は事前の芳しくない予報に反して、好天に恵まれ、秋の一日を楽しく過ごしました。午前中は岐阜県土岐市にある文部科学省の核融合科学研究所を見学しました。この研究所は旧京大核融合研究所と旧名大プラズマ研究所を母体として、全国の研究者に開かれた施設として再構築されたものとのことです。ここでは「地上の太陽」を実現し、安全で環境に優しい新しいエネルギー源を作り出すことを目指して研究しているとのことで、教室出身の木島修所長、竹入助教授に細かな所まで解り易く案内して頂きました。特に世界一という大型ヘリカル装置の前では皆さん、感激していました。午後の予定もあり心をひかれながら、核融合研究が早く成果を上げることを期待しつつ、木島所長にも入って頂いて記念写真を撮り、バスに乗り込みました。
 昼食は御嵩町の鬼岩温泉了山で松茸会席料理をゆっくり味わいました。初参加の方が多く見えたので一人ずつ自己紹介をしてもらいながら二時間余りを楽しく過ごし、親睦を深めることができました。
 午後は岐阜県のセラミックパークMINOの中の現代陶磁美術館で、最近の陶磁家作品を観賞しました。会員諸氏はあまり興味がないようでしたが、奥様方は目を輝かせて見入っているように思われました。美濃路は紅葉には少し早かったのですが、参加者一同満足の様子で、来年も参加することを誓い家路に着きました。

 林 靖人(昭42年卒)記

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