Keep Surfing
洛友会会報 205号


Keep Surfing

岡崎幸治(平8年卒)

 朝5時に目覚まし時計をセットして目覚めて出かけ、9時くらいに妻の目を気にしながら帰宅するというのが、最近の私の週末の行動パターンです。その間に海へ行ってサーフィンをしています。
 サーフィンを始めたのは2年前の6月で,サザンオールスターズの「波乗りジョニー」がヒットしていたころです。一旦サーフボードを購入してサーフィンを始めると、毎朝4時半起きで海に行き、帰ってから出社するという生活をするようになり、すっかりサーフィンにハマってしまいました。
 そのころ宮崎で勤務していたのですが、宮崎は年中通してサーフィンができて波が良い、九州で一番サーフィンに適している土地です。自分がよく行っていた木崎浜は、巨人がキャンプを行うサンマリンスタジアムのすぐ裏にある浜で、九州以外に関西や中国地方などからもたくさんのサーファーが訪れる全国的に有名なスポットです。そこでサーフィンに親しめたのは約1年でしたが,サーフィンに関するいろんな思い出ができ、今では故郷が宮崎ではないにもかかわらず、宮崎が日本の中で一番好きな土地になってしまっています。
 私が感じるサーフィンの魅力は、全身で自然の素晴らしさ、美しさ、怖さを感じることができることだと思います。宮崎では主に夜明け前から海に行っていたのですが、朝1番に海に入ってボードにまたがって浮かんでいる時に朝日が水平線から昇るのを見ると、感動して仕事のストレスもすっかり忘れてしまったものです。また、波が高い場合はところどころ浜から沖への流れが生じていることが多いのですが、その流れに乗ってしまうといくら岸へもどろうと腕で漕いでも全く進まず、浜に戻れないのではないかと怖い思いをしたりすることもけっこうありました。そういう時などは自然の力の凄さ、人間の非力さを感じます。
 今は福岡市在住なのですが、福岡市内から車で30分ほどの距離にある糸島半島にサーフィンができるポイントがあるため、週末になるたびに早朝に海へ行っています。福岡は日本海へ面しているため、冬がメインシーズンで、西高東低の気圧配置になった時の北風によって波が上がります。そのため、春になってしまうとなかなかよい波は立たないなど宮崎ほどサーファーにとって恵まれた土地ではないようです。しかし、住んでいるところから近いところにサーフポイントがあるというのはやはり非常に恵まれていると感じています。
 本来はゴルフもできるようにならなければならないのですが,まだまだサーフィンからは離れることはできそうにありません。将来的にはまた他の県に転勤になったり子供が生まれたりして、サーフィンをすることが困難な環境になっていくことも考えられますが、もちろん仕事を一生懸命やりつつ、また家族の目を気にしながら家族孝行も一生懸命しつつ続けていきたいと思っています。

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