洛友会活動の活性化に
 関する改善策について
洛友会会報 207号

 

洛友会活動の活性化に関する改善策について

洛友会本部幹事 
木村磐根(昭30年卒)

 洛友会本部の役割はこれまで、名簿管理と隔年の名簿の印刷発行、年4回の会報の発行を主として行ってまいりました。池上文夫副会長の巻頭言にも書いていただいておりますように、会費の納入率が漸減し、名簿発行年に行う広告募集もだんだん集めにくくなってきていることなど、洛友会活動の各所での工夫改善が必要となってきております。これらのことを踏まえて、2004年度の本部総会では、さし当たって洛友会の財政状況の改善,名簿管理の改善などを、関西支部のご協力により具体化することでご了承をいただきました。 
 そこで、去る11月20日に、関西支部から三木支部長、野口総務幹事、法田会計幹事、および東京支部から馬場支部長、古浜副支部長および本部の木村幹事が京都で集まり、具体的な進め方を検討いたしました。その結果をあらましご報告いたします。

1.洛友会本部活動の今後の進め方について
 洛友会の活動維持は、やはり電気系教室の先生方の積極的なご協力なしには難しい。そこで、後に議論する具体的な改革案の実行を考慮して、教室の役割に対する期待を明確にしたうえで、たとえば関西支部長(および幹事)(東京支部長の参加も期待される)と教室代表(教室幹事など),および本部の幹事をコアとする会議を適宜開催し、本部の拡大幹事会と位置づけて洛友会活動の活性化、将来計画の企画立案を図るのがよい。

2.会費納入方法の多様化案
 これまでの会費の納入方法は郵便局からの振込みに限られていたが、このほかに銀行の自動振込みやコンビニでの振り込み方式も導入し、会費納入の便を向上することが会費納入率向上につながると考えられる。ただ銀行自動振込みなどでは振り込み手数料が1件150円かかるため、この費用を洛友会で負担することはさらに財政を圧迫することになる。今後はコンビニなどでの振り込み手数料(75円)も含め、振り込み費用を会員にご負担いただくことでご協力頂けないかという結論になった。このこととあわせて、振込み方法の多様化をした場合の会員各位のご利用の希望をアンケートで調査させていただくこととなった(本号に同封)。

3.会員データの管理
 これまで会員の住所、その他会費を含む諸データの管理は昭和60年以来京都のコンピュータ会社(KIP)に委託してきている。そのため古いデータベースを基本に管理されていて、印刷名簿発行時にもその形式の変更などに対する自由度が限られており、内容訂正などに対する費用もかなりの負担になっている。一方、ITの普及した現在、PCベースでの会員のデータ管理が容易となり、今後の活動にもメリットがあることから、データを新たに入力する手数を考えても、現在委託中の業者から一日も早く独立させることが必要との結論になった。

4.名簿の発行
 2005年度は名簿発行年の予定であるが、上記のような名簿発行にも対応できる形式でのデータベースを作成すればかなりフレキシブルに対応できる。ただ、名簿のデータはこれまでから会員本人からの訂正の申し出によってのみ修正がかけられているので、ご本人からの連絡がない場合には古いままであり、会員から、名簿の信頼度が大変低いとのご注意を頂いている。本会報でもお願いしているが、各卒業年次で同期の方々の住所などの管理が行われていると思われるので、是非そのようなデータを会員データベースの更新に役立てて行けるようご協力をお願いしたい。新しいデータベースは、それらによる最新情報を用いて入力することを考えている。これらの点を考慮すると、2005年度には新データベースでの名簿発行が難しい可能性があり、2006年度まで名簿発行を延期することも検討する。また当面は名簿のCD-ROM化は考えず、一方,電子メイルアドレスなどは掲載し、またできるだけコンパクトな紙ベースでの名簿の発行を目指している。

5.名簿発行に関連した広告募集の件
 時勢の影響もあり、東京支部では昨年度集められた広告費は300万円以下で、次年度の期待額は150万円程度と確実に減少の傾向にある。従って今後の広告費集めは無理と判断しているとの報告があった。ただ広告費は大部分支部活動に還元されるため、広告費を集めないと支部活動を縮小せざるをえないということになる。今後は受益者負担の原則で、会員から別途会費を集めることも検討する必要があるという意見が出された。各支部では、今後の広告費期待の可能性について、もう少し調査してみることが話し合われた。

6.洛友会活動と教室の学生との関連
 今後とも洛友会を維持してゆくには、若い卒業生や、在学中の学生に対して洛友会をもっとアピールし、洛友会会員であることのメリットを明らかにしていくことが必要ではないかという点で意見が一致した。ただ具体的な方法として、少なくとも本部の活動としては、教室の秋の懇話会をもっと卒業生にも宣伝して参加者を勧誘すると共に、この行事が洛友会の行事でもあるという位置づけしにしてはどうか。それが教室と洛友会をもっと近づける方法のひとつであろうという結論になった。
 上記の検討の結論から、会費納入方法の多様化については,同封の返信はがきによるアンケートで会員の皆様のご意見を伺うことにいたしました。ご協力をよろしくお願いいたします。

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