会員寄稿(2)


「らんざん」に集う

岡 皓一(昭和34年卒)

本年4月、我々昭34年卒の同窓会が京都嵐山の「らんざん」で行われ、短歌を作りました。

 はるばると幾年を経て洛西へ 幹事に拾われほっと安堵す

 新装の桂キャンパス直裁に 研究棟は未来を目指す

 総長を勤めし友の揮毫せる 「志者必ずや事成就せむ」

 くるわ座に酒酌み交わし語り合う 半世紀前昨日のように

 「北酒場」つやある特異な節回し 「細川たかし」とはり合うや友

 名残惜し皆打ち揃い斉唱す 「琵琶湖周航の歌」でお開き

 新緑の保津峡下り水しぶき 棹さばき良し涼心地良し

 上り来て庵「明月記」篝火と 街の光と夜桜も燃ゆ

 湾岸の街美しく蘇生せり メモリアルパーク傷を癒しぬ

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