支部だより(3)
洛友会会報 213号


関西支部活動報告

 関西支部では去る5月20日(土)に、恒例のゴルフ競技会が武庫の台ゴルフコースにて開催されました。当日は、アウトは福川氏(昭和30年卒)、インは細田氏(昭和36年卒)の始球式でプレイを開始し、参加者17名(内、シニア6名)のうち、シニアの部では細田氏、一般の部では谷口氏(昭和40年卒)が、それぞれ日ごろの鍛錬の成果を発揮され、優勝されました。
 また、5月28日(日)には、平成18年度の関西支部総会が、京都大学時計台記念館国際交流ホールにて、76名の参加を得て開催されました。
 今回は、母校で開催される初の支部総会となることから、総会に先立ち、まず、吉田キャンパスの見学会が催され、入り口に旧赤レンガ教室の面影を残しつつ改築された教室や時計台記念館の展示施設などを、電気系教室の佐藤亨先生にご案内して頂き、なつかしくも新しくなった学び舎の様子を味わいました。
 引き続き、開催された講演会では、松下電器産業(株)コーポレートR&D技術渉外客員の三木弼一氏より、「企業の技術戦略、標準化と特許」と題してご講演があり、標準化や特許における国際的な歴史や現在の潮流などの概説のあと、最新の電気製品における事例などを挙げながら、標準化による機器の普及促進と、パテントによる競争力や収益の確保とのバランスの重要性についてご紹介いただきました。技術戦略の陣頭指揮をとり、厳しい国際競争を勝ち抜いてこられた豊富なご経験にもとづくお話は、大変興味深く、また示唆に溢れたものであり、講演終了にあたって、会場は参加者一同の感謝の拍手に包まれました。
 支部総会は、午後4時から、森本支部長の挨拶で始まり、本部における改革WGの意を受けて、支部としても、活動の見直しを鋭意進めており、電気系教室との連携強化の観点から、昨年度の見学会では桂キャンパスを訪れるとともに、長尾先生の講演会を開催したこと、また支部総会の会場を今年度から、京都大学百周年記念事業の一環として作られた、ここ時計台記念館に移し、修士在学中の会員も参加しやすい環境づくりを行ったことなどが報告されました。議事では、湯川総務幹事の司会のもと、平成17年度事業報告ならびに決算報告、平成18年度事業計画ならびに予算編成の説明、続いて、平成18年度関西支部役員候補として、支部長 市原達朗(昭42年卒)、副支部長 田中宏毅(昭43年卒)、総務幹事 吉川典雄(昭57年卒)、会計幹事 斎藤ゆみ(昭63年卒)の各氏の紹介が行われ、拍手をもって承認されました。
 支部総会の閉会にあたり、新役員を代表して、市原新支部長からご挨拶があり、引き続いて電気系教室との連携を深めながら支部の運営にあたっていくとの抱負が述べられ、また、今年度の見学会として、10月に「サントリー山崎蒸留所と信楽の京都大学MUレーダー見学」を計画中であるとの報告がありました。詳細が決まりましたら、支部ホームページやはがきでご案内いたしますので、みなさん奮ってご参加をお願いいたします。
 同会場にて引き続き開催された本部総会の後、午後5時30分過ぎから、恒例の懇親会となりました。懇親会は、長尾会長のご挨拶、森本支部長の音頭による乾杯で幕を開け、先生方や会員の方々が旧交を温め、また修士在学中の若い会員も交えた世代を超えた新たな交友を楽しみながらの、にぎやかな歓談の場となりました。吉田生協のケータリングサービスで運ばれた料理を囲んで、会員の方々の談笑が広がるなか、本部からは、今回の本部総会で副会長をご退任になった荒木先生、新副会長となられた島崎先生、代表幹事の木村先生から、教室からは学科長の佐藤亨先生、そして支部からは田中新副支部長から、それぞれスピーチがありました。そして、なごり尽きぬなか、全員に歌詞カードが配られ、関西支部恒例の「洛友会の歌」を声高らかに斉唱した後、市原新支部長のご挨拶でお開きとなりました。 
     (津田雅彦(昭58卒)記)



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