編集後記
洛友会会報 227号



  景気浮揚、失業対策、少子化対策ということで各種の手当が打ち出の小槌のように次々と出てきます。しかし果たしてそれで問題が解決するのか心配です。私が学生の頃の下宿代は1畳千円でしたから6畳で6千円です。その頃修士の初任給が額面で8万7千円でした。最近の修士卒初任給は20万円から22万円というところでしょうか。今の学生は下宿代に5万円前後払っていますから私の頃の10倍近くを払っているのに給料は2.5倍程度にしかなっていません。つまり住居費が異常に高騰しているのです。あたかも住居費には競争がないようです。これは荊妻の意見ですが、少子化対策には郊外に2DKで家賃1-2万円のアパートを建てて35歳位までを限度に若い夫婦に貸し出せば良いというのです。そうすれば高いアパート代を払うために共稼ぎする必要もなくなり安心して子供を2,3人産むことができます。住居費も競争が生じてもっと安くなることでしょう。もっとこういうところにお金を使って欲しいと思います。今の若い人はそういう面で昔の人より苦労しているようです。そのためかどうか、最近若い会員から洛友会を退会したいという連絡を貰います。(退会はできません)

  事務局 記






  ページ上部に戻る
227号目次に戻る



洛友会ホームページ