会員寄稿(2)
洛友会会報 227号


子育て奮戦中!?

榎本和宏(平6年卒・関西支部)

 私は現在関西電力で今話題の太陽光発電の電力系統への連系に関する業務に携わっておりますが、おそらく洛友会の皆様もいろいろなお立場で本件には関係されておられると思いますので、今回は仕事の話ではなく私個人(私ならでは?)のお話をさせていただきたいと思います。
 私は結婚して10年ほどになるのですが、この少子化社会の流れに逆らうかのように4人の子供に恵まれております。
 よくこういった話を自己紹介をかねて英会話教室で外人に話すと、よく子供さんは何歳ですかと聞かれます。そこで9歳と5歳ですと答えるときょとんとされます。9歳と5歳とあと何歳なんですかと聞き返すので、いやいや9歳と5歳ですと、まあこんなやりとりが続いて、大体双子ですかと聞かれるのですが、三つ子なんですよというとかなりびっくりされます。
 そうなんです。我が家にはお兄ちゃんと3つ子(男の子1,女の子2)の4人の子供がいるのです。最初、「嫁さんから三つ子よ!」と聞いてもまったくピンともきませんでしたし、未だ知り合いで三つ子がいるというのも聞いたことがありません。(僕の中の三つ子像は魔法使いサリーちゃんのよし子ちゃんの弟(トン吉,チン平,カン太)ぐらい)でも、これは現在進行中のストーリーで自分はその真っ只中にいるのです。

 今回、こうやって原稿を書きながら三つ子が赤ちゃんだった当時のことを振り返ってみると、あまり細かくは思い出せないのですが、ご想像の通り、一人で3人(+お兄ちゃん)の面倒をみるのはほとんど無理で、常に2人体制、平日は私の母親、土日は私も及ばずながら面倒を見るという日々が数年続きました。その中で特に記憶に残っているのは、どうにか3人を同時に寝かせて、自分達の時間を作ろうと苦労していたことや、オムツやミルクの大量購入(お店の人はどう思ってたんでしょう?)、そして子供にごはんを食べさせた後の掃除です。特にご飯の後の散らかりようはすごかったです。毎食後掃除しても掃除しても敷物の下からカーテンの下から、そこらじゅうご飯粒だらけでした。きれい好きの人にはとても耐えられないような状況だったと思います。(今もご飯粒がおもちゃに変わっただけですが。)
 とまあ、手間がかかったことは事実なのですが我が家の場合、3人の上に4歳上のお兄ちゃんがおりまして、三つ子が生まれた当初は皆が三つ子にかかりっきりだったせいか、お兄ちゃんも、おしっこを漏らしをしてみたり、泣き叫んだりと本人にとって苦しかっただろう時期がありました。まあ、今となってはケロッとしたもので、弟妹のよく面倒を見て遊んでくれています。(遊んでもらっています?たまに、三つ子じゃなくて四つ子かと思うぐらいです。)

 ところで、話は変わりますが、多胎児に対する国からの支援というのは実はほとんどありません。地方自治体からの支援も保健師さんの訪問程度で、三つ子が比較的健康であったため、これもすぐ打ち切られてしまいました。(自治体によって少し違うようですが。)支援らしい支援は唯一、日本ベビーシッター協会が多胎児家庭に対して助成をしてくれる制度があり、我が家の場合は年に4回ベビーシッターのサービスを無料(ただし1回につき4時間まで)で受けることができました。
 海外のドラマなどを見るとよくベビーシッターが出てくるので、あちらではリーズナブルだと思うのですが、日本でベビーシッターを個人で頻繁に利用するのは非常にお金がかかります。
 三つ子の場合、2人のベビーシッターに来ていただく必要があり、半日で2万円近くの出費になります。幸い我が家の場合は、私の母親も健在で妻も元気でしたからベビーシッターをさらに頼むこともなく何とか乗り切ることができましたが、このあたり、もう少し公的な支援がなければ、とてもじゃないですがお母さんが参ってしまうと思います。
 少子化対策の中にこういった多胎児家庭の支援といったことも考えていただければと切に願います。

 さて、三つ子を育てていて子育てをしている皆さんに是非お伝えしたいのは、性格というものはかなりの部分生まれつきのものだということです。明らかに三つ子の性格(性質)は一人一人違います。それも生まれてかなり早い時期から性格が違っていたように思います。かなり攻撃的な性格の子からおっとりした子まで、ここまで違うかと思うときがよくあります。(もちろんよく似ている部分もありますが。)まして、食べるものの好き嫌いなんて、同じものを食べさせてきたのに全く違います。親の躾や周囲の環境とかそういったものも、もちろん影響はあるのかもしれませんが、根本の部分で生まれついたものは非常に大きいと思います。
 だから、育児についてあまり自分達を責めるようなことはしないでください。

 最後に私や家族の変化について述べたいと思います。元来、私は非常に神経質な人間であったと思いますが、さすがに神経質ではやってられませんね。かなり自分自身変わったと思いますし、それで良かったと思います。また三つ子を育てている(≒子供が多い)といろいろと地域の皆さんに助けてもらう機会も多く、いずれは私自身が地域にお返ししていかないといけないと感じることが多くなりました。あと、私の両親も三つ子ができて非常に元気になったと思います。なんだか孫が多いことが一番の親孝行のようで、これでいいのかと思うこともあるのですが。
 これからもきっといろいろなことがあるに違いないと思いますが、ここまで何とかやってこられたのですから、これからも楽しく向き合っていきたいと思います。




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