2.旅行会 ・・・・・ |
平成11年3月13日(土) 8:00〜 約10時間 |
3.見学会 ・・・・・ |
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4.講演会 ・・・・・ |
平成10年10月2日(金) 13:30〜16:00 於 よみうりホール |
5.趣味の会 ・・・・・ |
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6.グループ活動 ・・ |
平成10年6月6日(土)に、例年通り目黒の八芳園にて、東京支部の評議員会、支部総会を実施しました。
昭和9年卒業の大先輩から平成9年卒まで、総勢64名の会員の参加が有り、本部からは近藤文治会長、教室からは松山隆司教授を来賓としてお迎えしました。
評議員会は近藤支部長の挨拶で始まり、平成9年度の行事、予算・決算等の報告及び平成10年度予算案説明及び次期役員候補紹介が永井総務幹事より行われ、承認されました。会費納入率を向上させるための対策について活発な意見が交わされ、今後、本部とも相談しながら検討していくこととしました。また、これに関連し、会員への情報提供と活動の活性化等を目的に、新たに洛友会東京支部のホームページを開設する件についてもご紹介し、承認されました。
支部総会では、近藤支部長の挨拶に始まり、本部からのご来賓2名のご挨拶を頂きました。近藤文治会長(右上写真)からは、洛友会の状況、会費納入率の低下問題等についてお話し頂きました。また、松山教授から、情報学研究科設立の件を含め、電気系教室の現況と、9月26日に予定されている電気教室百周年記念式典についてご紹介頂きました。
その後、平成9年度の予算・決算報告等が審議、承認されました。引き続き平成10年度の新役員を選出し、三橋新支部長の挨拶に続いて平成10年度の行事計画・予算案が審議、承認されました。その後、平成9年度に米寿・喜寿を迎えられた方々(米寿5名、喜寿9名)のお祝いを行ない、出席されていた仁田様(S9年卒)に代表として、米寿お祝いの目録が手渡されました。
支部総会の後、恒例の懇親会(左写真)は近藤現支部長、近藤文治会長のご挨拶の後、廣 新副支部長の乾杯で始まりました。あちこちで、久しぶりに再会した会員の方たちの話の輪があちこちで広がりました。また、米寿を迎えられた仁田工吉様、ご長男の仁田周一様、ご三男の仁田旦三様に記念のスピーチを頂いたりと、和やかなひとときを過ごしました。最後は三橋新支部長の万歳三唱の〆で散会しました。
洛友会東京支部 旅行会報告
寒かった冬もようやく緩み春の気配を感じ始めた3月13日(土)に、洛友会東京支部の旅行会を開催しました。
今回は水戸偕楽園での観梅をメインに、昼食はあんこう鍋、午後はやきもののまち笠間にて稲荷神社参拝と酒蔵での地酒試飲など、盛りだくさんの内容となりました。特に笠間稲荷神社では手厚い歓待を受け、心に残る旅行会となりました。
1.観梅とあんこう鍋
まだ朝肌寒いなか、欠席者もなく東京駅に46名全員集合。満員のバスは定刻どおり出発し、常磐道経由で水戸へ。早起きのおかげで渋滞にも会わず、ほぼ予定通り到着しました。
偕楽園は、最後の将軍徳川慶喜の父、水戸藩主斉昭公が人々の憩いの場として開設した公園で、広大な敷地には約100種3000本もの梅の樹が植え込まれており、後楽園、兼六園と並ぶ日本3大名園の一つです。開花は7分咲きとのことでしたが、ちらほら咲きから果ては散りかけのものまでさまざまで、白梅、紅梅、色とりどりの花が霞の如く青空に浮かび、幻想的な眺めを現出していました。
開花期間中「梅まつり」を開催していて、「梅むすめ」や「水戸黄門」との写真撮影、園内の池では「雛ながし」なども行われ、多くの人で賑わっていました。
花弁が小さく可憐な(?)「てっけん梅」を探して歩いたり、八重寒紅、冬至梅などの花々を愛でることで、都会の喧騒を離れ落ちついた気分で、春の息吹を堪能することができました。
歩き疲れておなかの虫が騒ぎはじめるころ、あんこう鍋で有名な水戸市内の「山翠」へ。座敷にあがり「あん肝」のなめらかな舌ざわりと「関東のふぐ」とも形容されるあんこうの「七つ道具」の不思議な食感を楽しみながら、熱燗のいきおいも手伝って、みなさんもお喋りに花を咲かせ、大いに盛り上がりました。
2.笠間稲荷神社と地酒
あんこう鍋ですっかり暖まった後は、再びバスに乗り「笠間焼き」で有名な笠間市へ。
笠間稲荷神社は京都伏見稲荷と並ぶ日本3大稲荷の一つで、商売繁盛の霊験あらたかなお稲荷様です。今回、廣副支部長のご厚意で、事前に手配をいただいていて、大勢で押しかけたにもかかわらず盛大な歓待を受けました。
まず拝殿に昇殿させていただき、東京支部を代表して三橋支部長がおごそかにご祈祷を授かった後、「直会(なおらい)の儀」などの儀式をいただきました。みなさんも背筋をのばしてお祈りし、お稲荷様のご利益でこの世紀末不況を吹き飛ばせるよう精進するべく、誓いを新たにいたしました。「なおらいの儀」というのは、「なおりあい」の略で、斎(いみ)を直って平常にかえると言う意味だそうです。神事が終わって後、神酒・神せんをおろしていただく酒宴と言うことです。
さらに別室にてお茶菓子をいただきながら、副宮司さまより神社の来歴や行事、笠間の見どころなど詳しくご説明いただいた後、重要文化財に指定されている本殿の精緻な彫刻の数々、最後は付属美術館にて日本のやきもの技術の歴史までご説明いただき、笠間稲荷神社の全てをご紹介いただきました。みなさんもすっかり時間を忘れ、余すことなくお話を伺いました。
最後はお楽しみの利き酒です。稲荷門前正面に店を構える「笹目宗兵衛商店」は、地酒「二波山 松緑」を御神酒として代々神社に奉納してきた老舗で、昨年度の新酒鑑評会で金賞受賞の折り紙つき。あっさりした口当たりながら独特の風味が口に広がる「大吟醸」、生きた酵母そのままの「にごり酒」や辛口の新酒「純」など、日本酒好きにはたまらない利き酒となりました。新酒の仕込みのまっ最中だったため、酒蔵内部が見学できないのは残念でしたが、皆さん思い思いにおみやげを所望されていました。
今回訪問した水戸や笠間は、他の観光地とは一味違う落ちついた雰囲気で、人情味あふれる地元の人々とのふれあいに心暖まる思い出深い旅行会となり、また参加者のみなさんの親睦を大いに深めることができました。
笠間稲荷神社見学の事前手配をいただいた廣副支部長および、副宮司様はじめ神社のみなさまに厚く御礼申しあげます。また旅行会の無事遂行にご尽力いただいた「はとバス」のみなさまはじめ多くの方々に深謝いたします。
募集人数の関係で、申し込まれたにもかかわらずご遠慮いただいた方には、たいへんご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。今後とも楽しい会を企画してまいりますので、これに懲りずにまたご参加いただきますようお願い申しあげます。
洛友会東京支部 会計幹事 濱野 宏(S55電子卒)
洛友会東京支部 見学会報告
例年になく暖かかった秋もようやく深まりを見せ,急に肌寒さを感じ始めた平成10年11月6日(金)に,洛友会東京支部の見学会を開催しました。
今回は昭和37年ご卒業の藤江恂治様((株)高岳ご勤務)のご厚意により,山梨県都留市に建設されたリニアモーターカーの実験線を見学させていただく機会を得,団体名も「洛友リニア同好会」と命名して訪問させていただきました。また午後は,最近のワインブームにあやかりメルシャン山梨ワイナリーを訪問して,新酒の利き酒などを堪能いたしました。
1.リニアモーターカー“MAGLEV”実験線見学
朝早く寒い中にもかかわらず,68名もの参加者がJR大月駅に集合。観光バス2台に分乗して一路山梨実験センターへ。山合いに高速道をまたぐ大きな鉄橋と,ほとんどがトンネル内を走行する実験線は,現在は全長18.4kmで,今後42.8kmまで延長される予定です。
最初にブリーフィングルームでビデオによりリニアモーターカー実験の研究開発の足跡と,リニアの浮上や走行原理に関して簡単な説明を受けた後,運行指令室の見学および,屋上からの走行実験の見学に移り,中島JR総研浮上式鉄道開発本部長や所員の方々から詳しい説明をいただきました。残念ながら当日は300km/hまでの走行実験で,最高速走行(550km/h)ではありませんでしたが,それでも瞬く間に通り過ぎていく流線型車両を間近に眺めるだけで圧倒されてしまいました。それだけの速度にもかかわらず大きな騒音もなく,日本が誇る超電導磁石の磁力を用いた浮上走行の効果は絶大で,次世代新幹線を担う旅客システムとして大きな期待を感じました。
参加者の皆さんも熱心に説明に耳を傾け,また多くの質問や疑問を所員の方々にぶつけるなど,リニア技術への関心の高さを感じました。とくに安全性,経済性に関する質問が多く,線路上の障害物の関知システムや,強風やすれ違い風圧に対する強力な磁気案内システム,浮上高100ミリによる地震などに対する強度マージン確保など,しっかりとした対策が施されている点を確認。現在は新幹線の3倍すると言われている超高速走行に必要な電力についても,低減検討の余地があるようです。今後は,来年度までの実験結果をもとに運輸省技術審議会の専門委員会にて開発方針を検討のうえ,実用化に向けて耐久性などの検討を進めていくとのことで,一刻も早い超新幹線の実現を期待したいところです。
ただし「あんまり速いと旅の楽しみがなくなってしまう」と漏らしていた方がいらっしゃったことを付記しておきます。
2.メルシャン山梨ワイナリー見学
リニア実験センター線を後にして,葡萄畑に囲まれた勝沼町に場所を移し,途中「浅間園」にて葡萄棚の下,山梨名物ほうとう鍋を囲んでにぎやかに昼食。お腹の中から温まった後,暖かな日差しの中葡萄畑に囲まれたワイナリーへ。
今回訪問したメルシャンは日本でのワイン作りに関しては高く評価されており,エリザベス女王ご来日晩餐会にも採用された品質を誇るメーカーです。建物の入り口には熟成用の大きな樫樽が出迎え,雰囲気を醸し出しています。はじめにメルシャンの歴史と葡萄品種やワイン作りの基本工程について,映画で説明を受けた後,工場見学ツアーに出発。巨大なステンレス醸造タンクや葡萄破砕機,搾汁機,自動瓶詰工程などを見学の後,地下ワインセラーへ。奥行き100mもあり,日本最大300万本の貯蔵規模を誇るセラーには,たくさんのワインが眠りについていて,飲み頃になるまで出番を待っていました。
最後はワインショップにて新酒の利き酒や,お土産のワインなどのお買い物。さすがに一万円近くもするワインもあって,驚きの声と溜め息が漏れていました。
試飲でほろ酔い気分になったころ,塩山駅にて解散となりました。短い旅程でしたが、最先端のテクノロジーを間近に体験できたとともに,支部会員のみなさまの親睦を図ることができ,充実した1日を過ごすことができました。
見学会の実現にご尽力いただいた藤江様はじめ,ご説明いただいた中島本部長様ほかリニア実験センター所員のみなさまに厚くお礼申し上げます。また平日にもかかわらず寒い中たくさんのご参加をいただきありがとうございました。
以上
洛友会東京支部会計幹事 濱野 宏(S55卒)
洛友会東京支部講演会の開催報告
日時: 平成10年10月2日(金)13:30〜16:00
場所: よみうりホール(東京・有楽町)
テーマ:「情報通信ビックバンの時代−R&Dとアプリケーション」
財団法人・テレコム先端技術研究支援センター殿(専務理事 畚野信義氏(S34電子卒))のご好意により,同センター設立10周年記念講演会に,洛友会東京支部講演会をジョイント開催させていただきました。当日は同センターの賛助会員とともに洛友会東京支部からも多数の参加があり,1000人収容の同ホールがほぼ満員の盛況となりました。
講師には,ノンフィクション作家・山根一眞氏と,我が京都大学電気系教室ご出身の京都大学総長・長尾真氏(S34電子卒)を迎え,現代の情報通信に対するそれぞれの立場からのお考えやご指摘,今後の方向について講演されました。
1.「デジタル産業革命と奇妙な時代」講師:山根一眞氏
子供時代の「肩かけラジオ」による素朴なモバイル体験にはじまり,ご自身の実際の体験にもとづいた貴重なお話をもとに,世界規模の情報ネットワークの発展と活用,さらに今後の展望について,ジャーナリストの視点から分かり易くかつ興味深いお話で,聴衆をどんどん引き込むすばらしいご講演でした。
とくに「気象衛星TRIMM」や「モルジブの珊瑚死滅問題」を取り上げ,情報ネットワークの役割として,地球規模での環境問題への貢献について,強い期待を述べられました。
また現代の情報通信の発展を「デジタル産業革命」と位置づけ,「老人介護の点数バンク制度」や「建築CADフリーソフト開発担当者」などを例に,今後の経済への影響について,金銭流通価値の低下とともに,自分と世界との関わり合いや精神的満足感を追求するような,「人の心が価値となる社会」「商品経済でなく情品社会」が現出することを予想され,とても夢のある情報通信の未来像で締めくくられました。
2.「独自技術の開発と日本の研究体制」講師:長尾 真氏
近年の日本における「独自技術の開発活性化」の重要性認識による,研究環境の劇的な変化について,科学技術全般の研究・技術開発における日本とアメリカとの間の考え方や社会構造の違いを比較され,今後の日本を発展させるための研究開発体制や方向づけ,大学のあり方について講演されました。
日本の「ばらまき小型投資」に対し米国の「重点集中型大規模投資」が研究テーマを明確にし,失敗を恐れぬ前向き指向を生む環境を備える点や,企業と大学との研究開発の役割の違い,大学と社会・産業界との接触の現状とあり方,「実用開発に結びつく基礎研究」の重要性について厳しく指摘されるとともに,日本が得意とする実用研究の本当の意味での難しさきめ細かさなど,日本のコントリビューションを自信を持って国際社会へアピールするよう激励されました。
また「機械翻訳」や「電子図書館」などご自身の研究での経験を例に,さまざまな専門分野との技術交流,バウンダリを設けず真理・研究興味を追求する「トランスペアレントな心」が新しいアイデアを生むような環境作りの大切さを強調されました。
今後の展望としては,社会や文化の特性を活かした技術開発が重要で,日本の器用さや精密性の追求への期待や,「人間の感性」を捉えた研究が心理学や芸術分野との協力も含め重要との予想を示されました。
最後に,行革に伴うエージェンシー化構想など,大学も評価に晒される時代に,日本の発展につながる研究開発体制のあり方を考える必要性を強調され,締めくくられました。
情報通信関連事業や研究開発に携わる者にとって耳の痛い話も多くありましたが,とても分かり易くかつ有意義なお話を伺うことができました。
講演者の方々に感謝するとともに,平日にもかかわらずご参加・ご協力いただいた洛友会東京支部のみなさまに御礼申しあげます。
洛友会東京支部 会計幹事 濱野 宏(S55電子卒)
(1)囲碁会 |
幹事:鴛海修三郎氏 (S28卒) |
(2)将棋会 |
幹事:伊藤 貞男氏 (S32卒) |
(3)麻雀会 |
幹事:中田 良知氏 (S38卒) |
(4)ゴルフ会 |
幹事:石黒 公 氏 (S40卒)、安原 碩人氏 (S33卒) |
(5)洛謡会 |
幹事:近藤 貞吉氏 (S28新卒) |
(6)テニス会 |
幹事:白庄司 昭氏 (S33卒) |
(1)洛東会[S3〜S7卒] |
幹事:未定 |
(2)洛京会[S8〜S11卒] |
幹事:古池弘正氏 (S11卒) |
(3)洛楽会[S12〜S16卒] |
幹事:永安 弘 氏 (S16.3卒)、平野敏也氏(S16.3卒) |
(4)東友会[S17〜S20卒] |
幹事:清水通隆氏(S19卒) |
(5)おぼろ会[S21〜S24卒] |
幹事:仲本秀四郎氏(S23卒)、服部周三氏(S23卒) |
(6)五九洛会[S25〜S29卒] |
幹事:朝比奈 隆氏 (S28旧卒) |
(7)みとおし会[S30〜S34卒] |
幹事:伊藤貞男氏 (S32卒)、小西達夫氏(S33卒) |
(8)京極会[S35〜S39卒] |
幹事:関 清三氏 (S38卒)、伊吹十之氏(S38卒) |
(9)東京デルタ会[講習所卒] |
幹事:未定 |
以上