ご挨拶

2003年6月

洛友会東京支部会員各位

洛友会東京支部長
藤江 恂治

 昭和37年電気卒の藤江です。この度はからずも支部長のご推薦を受け、洛友会の発展のため微力を尽くすことになりました。よろしく、ご指導ご支援のほどお願いいたします。

さて、約1900名の会員を擁する東京支部の役割としましては、時代の大きな流れを先取りすべく、お膝元の関西支部と連携を密にし、来年度に控えた京都大学法人化に対応して、母校の大変革を支援する同窓会組織とし、地域性を尊重した柔軟な運営を行い、若手会員や他学科、他学部、他大学とも交流ができる、グローバルな洛友会を目指し、学生や先生と共に、京都大学電気系教室の発展の先兵となることと考えます。

 今年はまず、若手会員との交流を活発にすることから始めたいと思いますが、そのためには今までの課題を整理し、その解決策を提示し実行することと思います。

洛友会参加会員の減少と会費納入率の低下については、更に魅力のある同窓会を目指して、特に若年層会員への洛友会に対する期待を調査し、学年幹事を通じてPR活動を行い、若年層や現役と同窓会活動に活発な我々年代の会員との相互交流を図っていきたいと思います。

大学当局に対しましては、就職活動支援の時点で、洛友会活動の説明をしていただくことをお願いすると同時に、卒業間際の学生に対して、関西支部、関東支部から洛友会の活動状況などの説明する機会を作っていただくことを提案したいとおもいます。

会費納入率の悪いのは、会員であることのメリットが見えにくいことと考えます。新入会員の会費納入率を上げるためには、例えば卒業10年間は会費半額なり、卒業時一括納入制度を導入するなども検討する必要があろうかと思います。

このような活動を行っていけば、洛友会の存在意義も自然と理解されるようになり、結果として、会費納入率の向上が図られ、運営が安定化すると確信します。と同時に、会員所属企業等からの寄付金(広告料収入)が大きなウェートを占める運営費用調達システムからも脱皮でき、同窓会と会員所属企業との金銭的独立性が保たれ、所属企業との公的な利害関係のない環境のなかで、同業他社との意見交換も同窓会を通じれば、スムーズに行えるのではないかと思います。

さらに、京都大他学部との交流や他大学電気系学科との交流が、何の抵抗もなく行うことが出来、ゆくゆくは会員や賛助企業だけの利益でなく、地域社会に貢献する活動や全国的活動さらに科学技術のグローバリゼーションにも対応した活動を、洛友会の名において行うことも可能になると思われ、洛友会の社会的地位向上につながるような気がします。

 とは申せ、支部活動を行うためには、どうしても運営費が必要になります。基本は支部の自前予算の活用であるべきだと思いますが、本部からの補助金が潤沢に来ればこれに越したことはありません。一つの方法は、現状より会員数と会費納入率を支部努力で増やした場合は、会費収入の一部を支部に還元いていただくことや、京都大学の独立法人化に対応して、洛友会を法人化することにより、会員相互利益を目的とした企業人教育事業などを通じての資金援助をおこなうことも、検討に値すると思います。

 以上申し述べましたことを一つの提案としてご理解いただき、まず、東京支部内でよく意見交換を行って、出来ることから初め、本部にお願いしなければならないことは、具体的に提案していこうと考えています。

 一極集中化の加速が止まらない首都東京の変化の流れを受け止めながら、先取的役割をになう支部と位置付け、洛友会がますます発展するために、東京支部役員一同、出来る限りの努力を惜しまないつもりです。どうか、建設的なご提言、ご叱責をお待ちします。

以上


[和田支部長(2002年度)のご挨拶]
[角支部長(2001年度)のご挨拶]
[川本支部長(2000年度)のご挨拶]
[廣支部長(1999年度)のご挨拶]
[三橋支部長(1998年度)のご挨拶]